バックボーンを知る
こんにちは!りんです。
先程NHKで放送されていた番組「ゴゴなま」をみて感じたこと。
名脇役としていまも多くの時代劇や現代ドラマ、舞台などで活躍されている、「鷲尾真知子」さんがおっしゃっていた、役者に置いて欠かせない仕事の一つ”役作りについて”
お話されていた内容の中で、とってもためになるなと思ったことがあったので記録していこうと思います!
脇役。を演じる上で大切にしていることは?という質問に対して。
「その人(自身が演じる人物)のバックボーンを想像することです。主役の方々とかは大体、台本に過去にどういった事があって今このシーンがある、といったことが書かれていると思うのですが、脇役が登場するシーンは1シーンから2シーン程度。その人の人生のほんの一部しか切り取られていないんです。
だからこそ、そのシーンがくるまでにその人に何があったのか、はたまた一部しか切り取られていないということは、人間は多面的な性格でいろんな表情を持っていますから、当然その一部しか表に出ていないことになります。
なので、『その人が一体どんな方でどんな人生を歩まれてきて今に至るのか』を知るために”外堀”を固めていくんです。
例えば、認知症の疑いがあるちょっと気位が高いマダムだとしましょう。そうなるとこの人はマンションより一軒家かもなぁ、食べ物はフレンチが好きそう。きっと多趣味で高級なお皿などを集める趣味がありそう・・・など、役のイメージを想像で補っていくんです。
そうすることによって、1シーンを演じるときに人格がより自分の中で明確になったことによって、監督とかと『私はこのシーンをこう思ってて、これこれこういうことが言いたいんじゃないかと思うんですけど、こんなかんじでしょうか?』と内堀を埋めていく作業に移ることができるわけです。
しかし、私のイメージが、監督の思うものとズレてることももちろんあります。そういうときはさっと軌道修正ねっ笑笑」
なんて、ことをおっしゃっておられました。
また、「多分、人間を観察するのが好きなんです笑。こう面と向かってお話する方々だけじゃあなくて、街ですれ違った人や電車で隣に座ったひとのバックボーンを想像するのが好きなんです。それに、こういう性格の人はこういう喋り方をするんだな、とか。人間観察は非常に勉強になります。そうすることによって、日々の生活の中から私の中に”引き出し”が増えていくんです。だから、今回の役は〇〇さんがいいかもと、参考にさせてもらうんですよ」
などともおっしゃっていました。
なるほど。ためになるなぁ。
確かに自分はそういうところ苦手かも。バックボーンを考えようなんて思っても見なかったからなぁ。
役柄や立場によっては想像で過去に何があったのか、ふだんはどのように暮らしているのかを補う必要があるんですね。
設定として決まっていない部分は役者の裁量にかかっていると!
くゥゥゥ〜〜〜!!!!! やっぱ芝居は面白いなあ!!!
でも、もっとみんなに伝わりやすいような文章にしないと、自己満になってしまっているなこのブログ。。。とまた一つ反省したりんでした笑